抄録
3学会合同呼吸療法認定士制度は,日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会の3学会により設立され,1996年に第1回認定試験が実施された.本制度が発足して18年経過したが,呼吸療法に関連する医療従事者の育成に果たしてきた功績は非常に大きい.3学会合同呼吸療法認定士の業務は個々の国家資格により規定されているため,呼吸療法チームによる医療が必要であり,強いリーダーシップを発揮して,しっかりとしたマネージメントができる呼吸器専門医師が育成されれば,より有益な医療を患者に提供することが可能である.