日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムIII
欧米豪にみる高齢者の終末期医療
宮本 顕二宮本 礼子
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2014 年 24 巻 2 号 p. 186-190

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抄録

わが国では終末期の高齢者が経口摂取困難になると経管栄養(胃ろう)や経静脈栄養などの人工栄養を行うことが多い.しかし,筆者らが現地調査したスウェーデン,オランダ,オーストラリアではそれらは行われず,アメリカ,オーストリア,スペインでもまれにしか行われていなかった.これらの国では高齢者が終末期に食べられなくなることは自然なことであり,人工栄養で延命を図ることは倫理的でないと考えられている.

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© 2014 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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