日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムII
大都市救急病院でのCOPD
富井 啓介
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キーワード: COPD, 救急, 外来, 入院, 予後
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2015 年 25 巻 2 号 p. 199-201

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抄録
神戸市の超急性期医療の中核を担う当院では,COPD患者の外来受診は年間590例,うち25%が1回以上の入院を要した.また2回以上繰り返し入院する患者の約半数は肺癌関連の予定入院であった.一方救急入院となったCOPDは年間71例あり,50例が急性増悪であった.急性増悪例の1/4で人工換気を要したが,ほとんどがNPPVで対応され予後良好であった.むしろ急性増悪以外の理由で救急入院した症例は挿管に至る比率が高く,予後も不良で在院日数が長くなる傾向があった.
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© 2015 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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