2018 年 27 巻 2 号 p. 116-118
自己管理介入は「患者自身がより良い技術や健康行動に適応できるように,個別に動機づけし,携わり,支援する目的のもの」である.介入自体は個別の患者に対して始められるが,その最終ゴールは患者自身の健康,QOLの維持向上という患者一人のためにあるだけでなく,患者を取り巻く周囲の人,地域社会まで含めた連携を目標としている.患者のやる気,自信,能力を引き出し望ましい行動へと導くことが教育・支援における医療者の役割である.その達成には行動変容の介入技術を用いることが必要となる.課題としては患者の高齢化,介護者の不在,合併症の影響,医療者自身の教育技術の不足,社会システム構築の遅れなどがある.