2018 年 27 巻 2 号 p. 137-138
日常診療に用いられる画像は多くある.これらの画像は,病気の診断や進展を調べるためにとても大切であるが,臨床研究に画像を用いる際には,画像を定量化することが非常に重要になってくる.呼吸機能検査や6分間歩行距離と同じように,画像の評価も数字で行えば,画像の変化を定量化でき,他の指標との関係性を統計学的に検討できる.胸部X線写真や胸部CT画像の要素も定量化する方法が開発され,広く使われている.画像の定量化を用いた「呼吸機能イメージング」という分野は,今後,更なる発展が期待される.