2018 年 27 巻 3 号 p. 358-361
閉塞性細気管支炎(以下;BO)は,気管支領域を主病変とする慢性のびまん性肺疾患である.移植医療の進歩とともに疾患数が増加傾向である.しかし,BO患者に対する呼吸リハビリテ―ション(以下;呼吸リハ)のエビデンスは確立されていない.今回,BO患者に対する12週間の外来呼吸リハを施行し,運動療法中心の介入にて6分間歩行試験の歩行距離,等尺性膝伸展筋力,身体活動量が改善した1例を経験した.移植片対宿主病に伴うBO患者では,長期的なステロイド内服にて筋力低下が生じやすく,運動療法の重要性が高いと考える.今後は症例数を増やしてBOに対する呼吸リハのエビデンスを確立していく事が必要と考える.