2019 年 28 巻 2 号 p. 244-248
セルフマネジメント支援は,患者の病態が落ち着いた慢性期に行われるのが一般的である.しかし,高齢化や平均在院日数の短縮が進む中,慢性期移行後のセルフマネジメント支援の開始では,セルフマネジメント能力を獲得できないまま患者が退院となるケースも少なからずある.そこで,急性期~回復期の時期に着目した.急性期は,ベッドサイドにある生体情報モニターにより,数値と症状・徴候をタイムリーに照らし合わせる環境が整っており,かつ,増悪時の鮮明な身体感覚が残っている時期である.これらをうまく活用しながら,セルフモニタリング支援を開始することが患者のセルフマネジメント能力の回復・向上に有効と考える.