慢性呼吸器疾患患者における筋肉エネルギー代謝の検討 ―肺気腫および肺結核後遺症における検討―

沓澤 智子; 塩谷 壽美恵; 栗田 太作; 灰田 宗孝; 山林 一; 太田 保世

doi:10.15032/jsrcr.5.3_162

原著

慢性呼吸器疾患患者における筋肉エネルギー代謝の検討

―肺気腫および肺結核後遺症における検討―

沓澤智子, 塩谷壽美恵, 栗田太作, 灰田宗孝, 山林一, 太田保世

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キーワード: 肺気腫, 肺結核後遺症, ³¹P-magnetic resonance spectroscopy, 運動負荷

ジャーナルフリー

1996 年 5 巻 3 号 p. 162-165

DOI https://doi.org/10.15032/jsrcr.5.3_162

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抄録

³¹P-magnetic resonance spectroscopy (MRS) を用い，肺気腫患者と肺結核後遺症患者の筋肉エネルギー代謝に差があるか否かを検討した．対象は，健常成人15名，1秒率60％以下の肺気腫20名，％肺活量50％以下の肺結核後遺症13名，筋肉エネルギー代謝の評価には³¹P-MRSより得られたPCr/(PCr+Pi) を用いた．肺気腫患者および結核後遺症患者ともに，健常人に比べ，PCr/(PCr+Pi) が低下したが，両患者群間に差はなかった．

責任著者(Corresponding author)

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