国立療養所岐阜病院内科
1996 年 6 巻 2 号 p. 137-140
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成人喘息患者を挿管群と非挿管群に分けて,さらに挿管群は救命例と死亡例に分けて背景因子とリスクファクターについて比較検討した.挿管群はアトピー型,過去の挿管歴を有するものが多く,ベクロメタゾン(BDP)吸入不使用例が多くみられた.死亡例は高齢に多く,高齢発症の傾向を認め,大部分肺気腫等の合併を認めた.喘息死を防ぐには,自己管理の長期プログラムの必要性を患者自身に自覚させ,的確に指導することが大切である.
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