船橋市立医療センター救命救急センター
帝京大学救命救急センター
1998 年 7 巻 3 号 p. 188-193
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喘息死の多くは院外で起こるとされているが,それに対する本邦の救急医療体制はいまだ充分ではなく,多くの患者が病院到着前に死亡しているのが現状である.船橋市では1995年7月より,それまで心肺停止症例を対象としてきたドクターカーの適用を喘息患者に対しても拡大し,同時に一般救急隊員による高濃度酸素投与と胸郭外胸部圧迫法を導入した.本稿では,ドクターカーにより搬送された重症喘息患者の治療経過の検討から,院外喘息死を回避するために解決すべき問題点を明らかにする.
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