国立療養所鈴鹿病院内科
国立療養所鈴鹿病院神経内科
1998 年 7 巻 3 号 p. 201-206
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デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者の大多数は,呼吸器合併症により20歳前後で死亡していたため,25歳より長く生存することはまれであった.しかし,最近10年間の人工呼吸,特に気道確保を必要としないマスクによる方法の普及によって,DMD患者の生命予後が著しく改善し,30歳代の患者も,年々増加しつつある.本稿では,DMDの呼吸異常に対する人工呼吸治療の歴史,現状,問題点を総括した.
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