日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウム1
ベッドサイドケアのあり方:急性増悪をどのように回避するか
大桃 美佐子村上 京子
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1998 年 8 巻 2 号 p. 143-145

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抄録

慢性閉塞性疾患はしばしば急性増悪を反復し次第に病態の増悪をきたす疾患である.そのベッドサイドケアにおいては急性増悪の回避が患者QOL,生命予後,医療経済のいずれにおいても中心的課題である.急性増悪入院の実態調査では,患者は高齢であり患者教育の困難性や介護力の低さが明らかとなった.将来の課題として,さらに患者・家族教育を充実さること,地域を含めたチーム医療のあり方を再構築していく必要性が示唆された.

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© 1998 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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