東京都老人医療センター呼吸器科
1999 年 8 巻 3 号 p. 191-195
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高齢者の気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD)は病態の増悪とともに患者のQOLが低下し,また多額の医療費を必要とする.介護保険の導入下ではケアが重視されるあまり,医療が軽視されていくことが強く懸念されている.高齢者のケアを充実させるためには,まず医療レベルの向上が不可欠である.本稿では高齢者の気管支喘息,COPDについて病態の特徴,outcome studyの問題点,さらに治療,管理という立場から地域における医療連携の必要性,について現在の問題点を論じた.
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