日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ランチョンセミナー3
Intractable cough の診断と治療方針
藤村 政樹
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1999 年 9 巻 2 号 p. 118-122

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抄録

咳嗽を訴える患者は増加しており,その診断と治療は日常診療において重要である.近年の臨床研究の進展によって,咳嗽の原因とその治療法が確立されつつある.咳嗽は,気道分泌物(喀痰)を排出するための生理的咳嗽(湿性咳嗽)と,咳嗽だけが苦痛となる病的咳嗽(乾性咳嗽)の二つに大別される.慢性咳嗽の三大原因は,副鼻腔気管支症候群(湿性),アトピー咳嗽(乾性)および咳喘息(乾性)であり,それぞれ有効な治療法がある.

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© 1999 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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