大阪大学医学部附属病院理学療法部
大阪府立看護大学医療技術短期大学部理学療法学科
大阪大学医学部第1外科
1999 年 9 巻 2 号 p. 241-244
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手術適応とはならなかった重症肺気腫症例の理学療法を経験した.短期間の理学療法で歩行距離が著明に改善し,歩行器を前腕支持型へと改良することにより屋外歩行が可能となった.また,入浴動作は自立し,車の運転による外出も一人で可能となった.長期では呼吸時胸腹部運動の同期化と腹部運動比率の増大を認めた.移植に相当する末期重症肺疾患でも理学療法は重要な治療の選択肢の一つとなり得ることが示唆された.
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