日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウム1
嚥下障害を合併する肺炎患者の臨床的特徴と嚥下リハビリテーションの成績
神津 玲藤島 一郎小島 千枝子朝井 政治与古田 巨海大熊 るり中村 美加栄柳瀬 賢次
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2000 年 9 巻 3 号 p. 293-298

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抄録

嚥下障害を合併する肺炎患者23例の呼吸予備能力および嚥下機能を評価するとともに,嚥下リハビリテーションの成績を検討した.その結果,本患者群は脳血管障害などを基礎とし元来のADLが低いこと,気道内分泌物貯留をきたしており,随意的な咳嗽能力とその喀出効果の低下によって特徴づけられた.また,チーム・アプローチによる嚥下リハビリテーションを実施した結果,嚥下機能とADLの有意な改善が得られ,肺炎再発率は17%であった.本患者群において嚥下リハビリテーションは好ましい影響を与える可能性が示唆された.

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© 2000 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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