研究 技術 計画
Online ISSN : 2432-7123
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貨幣の時間価値によるR&Dの費用効果分析
Yutaka KuwaharaLeonard KatzHisao Kishi
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1990 年 4 巻 3 号 p. 305-310

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抄録

この論文では、現在価値分析と呼ばれる財政手法を取り入れたR&Dの費用効果の評価手法について考察している。そのために、この論文での費用効果評価には、貨幣は時間価値を持つという概念に基づいた割引キャッシュフロー手順を組み込んでいる。この概念は「貨幣の時間価値(TVM)」と呼ばれ、R&Dのコストや収益に関わるタイミングやさまざまなリスクレベルを考慮したものである。この方法を実際に製品指向の(product-oriented)R&Dの評価に適用することにより、著者は、時間やリスクに敏感なハイテクのR&D,またコストに敏感なグローバルな資本市場において特に、TVM概念は客観的なR&D評価への光明を与え得ると結論づけている。

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1990 研究イノベーション学会
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