超音波検査技術
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3次元経胸壁心エコー図検査が有用であった多孔性心房中隔欠損症の1例
佐藤 翼柿野 貴盛石北 綾子西崎 晶子坂本 一郎塩瀬 明絹川 真太郎
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2024 年 49 巻 6 号 p. 579-589

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抄録

症例は70代女性.労作時息切れの増悪のため近医を受診したところ,心房中隔欠損症を指摘され当院へ紹介受診となった.2次元経胸壁心エコー図検査で心房中隔に複数の欠損孔と左右短絡血流が認められたことから多孔性心房中隔欠損症(Multiple-ASD)と診断されたが,欠損孔の位置,個数,形態など解剖学的位置関係の把握には限界があり,3次元経胸壁心エコー図検査の機能も併用することで3カ所の欠損孔を同定することができた.術中経食道心エコー図検査では3次元経胸壁心エコー図検査で指摘した所見と同様の所見が得られ,経皮的心房中隔欠損閉鎖術において最も大きい欠損孔を含む2カ所を閉鎖し手技終了となった.

2次元経胸壁心エコー図検査と併用した3次元経胸壁心エコー図検査の様々な機能を活用することで,multiple-ASDの欠損孔の位置や形態評価に有用であった症例を経験したので報告する.

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© 2024 一般社団法人日本超音波検査学会
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