日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
シンポジウム2
オストメイトの継続看護に関する医療機関と訪問看護ステーションとの連携
佐藤 明代武田 圭佐相澤 友子岩本 直子原田 浩
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2008 年 24 巻 3 号 p. 143-147

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抄録
 在院日数の短縮に伴い、退院後訪問看護を必要とするオストメイトが増加している。しかしその看護内容は一定ではなく、退院時のケアが維持できていない場合もある。訪問看護を導入したオストメイト7名の訪問看護におけるストーマケアの内容、退院時のケアレベルと訪問看護師からの問い合わせ内容、患者の訴えから退院後のケア状態を検討した。その結果、ストーマケアの未熟な患者ほど、訪問看護のケアに不満を覚え、十分セルフケアができていても訪問看護師に依存していた。訪問看護師間でのケア統一、施設間での緊密な情報提供が必要である。
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