抄録
在院日数の短縮に伴い、退院後訪問看護を必要とするオストメイトが増加している。しかしその看護内容は一定ではなく、退院時のケアが維持できていない場合もある。訪問看護を導入したオストメイト7名の訪問看護におけるストーマケアの内容、退院時のケアレベルと訪問看護師からの問い合わせ内容、患者の訴えから退院後のケア状態を検討した。その結果、ストーマケアの未熟な患者ほど、訪問看護のケアに不満を覚え、十分セルフケアができていても訪問看護師に依存していた。訪問看護師間でのケア統一、施設間での緊密な情報提供が必要である。