抄録
2008年1月から2009年10月までに帝京大学医学部附属病院消化器外科でストーマ造設術を施行した106例からストーマサイトマーキングの効果と問題点を検討した。
1.マーキング施行例ではストーマケアに重要な「装具の安定性」「皮膚障害の減少」という効果が得られた。
2.管理困難の要因は、マーキング施行例の80%はストーマ造設術によって発生した外科的合併症であったのに対し、マーキング非施行例の75%はストーマの位置で回避できる問題であった。
3.マーキング施行例であってもリスクファクターの存在、外科手術との関係、ストーマ造設後の腹壁変化によってストーマ管理困難になりえる。