日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
原著
骨盤内腫瘍によりストーマ造設術を受ける患者の睡眠に関する研究
清政 一二三, 前川 厚子, 後藤 百万, 中村 千香子
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2019 年 35 巻 3 号 p. 98-109

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抄録

【目的】骨盤内腫瘍でストーマ造設術を受ける患者の睡眠状態に関する基礎的データを得る。

【方法】骨盤内腫瘍で手術を予定している入院患者を対象に、手術前日から術後7日目まで睡眠計を用いて睡眠状態を記録した。また不眠の自己評価表、HADS、ICDSCを用いて、不眠感、不安感、せん妄に関しても調査した。

【結果】対象は13名(年齢中央値69歳、全例男性)でストーマ保有者8名、非保有者5名であった。ストーマ保有者において手術後の睡眠は、術前に比較して延長しており、手術後4日目には、睡眠の前半に深睡眠が出現し、レム睡眠が2~5回程度出現する一般的な睡眠のパターンに近づいた。ストーマ保有者と非保有者との比較では、睡眠時間、睡眠パターンの変化からの回復に差はみられなかったが、中途覚醒については、ストーマ保有者ではストーマケアによる覚醒がみられた。

【結論】骨盤内腫瘍でストーマ造設術を受ける患者の睡眠状態が、ある程度明らかになった。

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© 2019 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
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