日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
総説
消化管ストーマ脱出
前田 耕太郎
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2021 年 37 巻 2 号 p. 5-14

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抄録

ストーマ脱出の治療では、脱出の程度やケアの困難度、患者の苦痛度、陥頓、循環障害などの有無によって保存的治療(ストーマケア)や手術の適応を決定する。ストーマ脱出は、たるんだ可動性のある腸管がある状態で、腹壁とストーマの間隙に腹圧が加わることにより、たるんだ腸管が押し上げられて徐々に脱出して引き起こされる。外科的治療法は、これらの病態の因子をなくすべく、腸管を固定する方法、腸管を短縮する方法、ストーマ口付近を修復してストーマと腹壁の間隙を是正する治療法に分類される。ストーマ脱出の予防には、ストーマ造設時に筋膜切開の程度を大きくし過ぎない、挙上した腸管をストーマ孔の腹壁に縫合固定する、挙上する腸管の部位を可及的に腸管がたるまない部位に設定する、腹腔外経路で作成するなどの工夫が有効とされる。

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© 2021 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
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