抄録
福岡県大川市は,古くから家具の産地として知られている。しかし,消費者のライフスタイルの変化によって,この十年で家具の生産高は著しく減少した。大川市は,2004年に欧州市場への進出を目指して「ジャパン・ブランド」プロジェクトをスタートさせた。本稿は,このプロジェクトに関連して,演習授業の一環として学生が提案したデザイン戦略についてまとめたものである。学生は,家具産業の現状調査や関係者へのインタビューを通して問題点の把握,分析を試み,2004年度後期の最終授業までに,組織やロゴデザイン,地域活性化に関する提案など10種類のコンセプトを展開した。