抄録
本研究の目的は、あるタイプの公共施設のサインシステムが他のタイプの公共施設に有効に用いることができるかどうかを確かめるために、異なる建物に用いられたサインシステムを比較することである。そのためにオランダにおける美術館など様々な公共施設のサインシステムを調査した。ここでは公共施設のサインシステムにおける要素の分析を中心に行った。
建物の種類を二つの主なタイプに分類し、さらにそれらの建物のルートを5つのタイプに分類した。そしてナンバーリング、フロアマップ、Directory、ランドマーク、ピクトグラム、カラー、タイポグラフィなどの要素を分析した。様々な施設のためのサインシステムの使用において、多くの注目すべき相違点が見出された。デパートと病院だけがサインシステムの要素としてDirectoryが用いられていた。またすべての施設は非常口、禁止・注意、消火設備を示すためにピクトグラムが使用されていた。しかしいくつかの公共施設ではトイレの表示など、ピクトグラムを使わずに文字だけが使用されていた。