日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: P42
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感覚的操作を実現するためのユーザーインターフェースの研究
*岡本 康作若林 尚樹
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抄録
本研究では幾何学図形を組み合わせて幾何学模様を作るといった「配置レイアウト」を行うためのグラフィックソフトに着目し、初心者にとっての「わかりやすさ」を検討・調査し、このソフトを使う際、「機能がすぐ分かる」というモデルの提案を目的とした研究を行った。実験1では、ツールの「機能」を表すアイコンを用いて、「直接操作ツール形式」と「間接操作ツール形式」の2つのモデルの分析を行った。この実験の結果、「直接操作ツール」は「操作性」という点では優れているが、「機能の分かりやすさ」という点では、「間接操作ツール」が優れているという結果がでた。その結果を踏まえて、実験2において、「間接操作ツール」のモデルをさらに「分かりやすくすること」を目的とした実験を行った。その結果、静止画の表示アイコンは、実行する機能の表現という点では、効果があることが分かったが、操作の手順などを含む操作方法を表現することは困難であることが分かった。今後は、アニメーションなどによって、操作方法の表現などのさらなる検討が必要である。
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© 2006 日本デザイン学会
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