抄録
拓殖大学工学部工業デザイン学科と株式会社バッファローとの3回目の産学協同プロジェクトである。本プロジェクトは大学院生と学部4年生も含め、学部3年生ではビジュアルデザイン(17名)、プロダクトデザイン(10名)、コンテンツデザイン(1名)の領域ごとにテーマを設定し提案を行った。ここではビジュアルデザインからの提案として行ったもののうち、2グループについての成果を示す。 グループは、現在の生活シーンとビジネスシーンに不可欠であるコンビニエンスストアとコーヒーチェーン店に着目し、テーマを「コンビニエンスストアでのUSBフラッシュメモリ販促方法の提案」、「USBフラッシュメモリの新たなシーンでの販売展開の提案」として展開した。現状調査から始め、販売方法・パッケージデザイン・ディスプレイデザイン等のトータルなセールスプロモーション提案を行い、電器量販店を販売の主とする現状に対して、新たな販促方法としての示唆を与えることができた。