日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: D17
会議情報

拠点駅における利用者の空間認識に関する研究
_-_首都圏T駅を対象として_-_
*山本 早里古賀 和博中人 美香西川 潔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では、「わかりやすい駅」の実現に向けて、拠点駅における利用者の空間認識をイメージマップから探り、駅の視覚的環境をあわせて考察した。イメージマップを考察したところ、回答者の空間認識は7つのグループに分けられた。全体の7%の人は空間をよく把握していて、25%の人は全く把握できていなかった。また、「通路」・「新幹線の改札」は多くの人が把握しており、「お店のエリア」も把握する人が多かった。そこで、われわれは、構内案内図に認知マップでよく挙げられた項目_-_「通路」や「新幹線の改札」「お店のエリア」を他と区別して分かりやすく示すことを提案した。さらに、ランドマークとして、利用者が挙げた「切符売り場」や「デパートの名前」「店の名前」などを記載することも提案した。
著者関連情報
© 2006 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top