抄録
本論は、Googleに代表されるテキスト入力型検索サイトの普及を背景として、ひとつの系統を表す色名や色をイメージさせる言葉が各国でどのように異なるのか、またその言葉からイメージする色については言語間で隔たりがあるのか、という言葉と色の差異について調査研究を試みたものである。各言語による色を表す言葉をキーワードとしてイメージ検索を行った場合、どのような画像がヒットするのか、また、キーワードの中で、より色彩とつながる言葉はどれか、そしてイメージ画像の色彩に各言語間で偏りが現れるかどうかを比較した。