抄録
本研究はデザインの手がかりとなる印象形成過程について,季節感とユニフォームの関係に着目し、その連想プロセスの構造の分析手法を提案することを目的とする.色彩を手がかりに四季(春夏秋冬)を刺激語とした連想について調査を行い、まず、統計分析により季節ごとの連想の特徴、次に連想語のネットワーク構造の可視化により中心性(後述)高い語を抽出する.季節(言葉)の連想空間とユニフォーム(デザイン目標)の連想空間を比較し、後者の方が、より収束された構造(連想の背後の構造がより明確化された)であることがわかった.