抄録
企業が成功するには、企業内の情報交換・伝達がよい流れである必要がある。これはコミュニケーション能力が充分であるかどうかにあたる。多くの企業人や社会人は、社会学、経営学、経済学に興味を持つが、デザインには関心がない。デザインは、単にアイディアでありモノの形を生み出すものと捕らえがちであるが、人間の行動や思考や観念であり、時代の文化や社会情勢を表現している重要なものである。経営戦略の中に、今まで考慮に入れることのなかったデザイン力を強化し、独自性・ブランド力をつける方法を提案する。
コミュニケーションとデザインについての研究であるため、先行文献による歴史と理論の考察を行う。現代の社会問題や文化思想の観点から、独自のコミュニケーション・デザインの理論を構築する。
現在、企業がデザインとコミュニケーションの力にどのような期待を持っているか、訪問インタビューを行っている。