平成17~19年に、計3回に渡る総計266名のデザイン学生を対象とした先行調査の結果、デザイン学生意向の多様化傾向が判明された。学生が従事したいデザイン分野では(1)生産財範疇から消費財範疇への傾向、(2)専門性から普遍性への傾向、(3)既存分野から新規分野への傾向、という三つの考察結果ができた。これらの傾向に対して、(1)「本格的なエクス・カリキュラムの導入」(2) 「スキル指向からリテラシー指向へ」、(3)「ティーチングからコーチングスキルへ」などの対策を提案した。次に、五つのワークショップを事例研究としてエクス・カリキュラムの可能性を検証し、「学びの在り方」と「刺激を与えること」について論議してまとめた。