抄録
小中学校等の教育現場で認識されている「デザイン」は,未だに「色や形をまとめる構成」が指導の拠り所となっています。
社会生活の中で,デザインが担っている役割からすると,教育界でのデザイン教育の内容は,驚くほど限定的なのが現状です。
言うまでもなく,デザインとは「社会生活それぞれの場面での潜在的な問題を掴み,筋道を立てて課題を解決していく仕組み,さらには,解決策をいかに社会にかんげんするか,までを見通した一連のマネージメント」そのものを指します。
これまでの「デザイン=構成」教育から「デザイン=マネージメント」教育への軌道修正は,小中学校の教員を養成する教員養成系大学に解決の糸口がある,というのが筆者の考えです。
今回の発表では,教員養成系大学におけるデザイン教育プログラムの開発と実践例を紹介します。