抄録
「ジョン・ロスJone Ross(1842~1915)」宣教師の活動は、世界的な視点から北東アジアを理解しようとして、韓国の歴史文化理解を目的に韓国人から韓国語を学んだ。また韓国に文書伝道をするための満州の瀋陽(沈陽Shenyang)に新式活版所「文光書院Munkwang Publishing House」を設立し、出版活動の新しい領域を開いた。後に「文光書院」の活版所からの新式活版印刷術が韓国に伝播されたことは、近代韓国社会に韓国語の発達・普及をうながし、それは韓国文化の発展に先駆的な役割を果たした。
そこで本稿では、_丸1_ジョン・ロスの中国における活版所「文光書院」の設立、_丸2_ハングル鉛活字製作による聖書の印刷状況、_丸3_後の新式印刷技術の朝鮮への伝播などについて、精査で得られた結果や活字印刷関連資料などを公表する。