本研究では、出来事を伝えるために必要な写真撮影手法をまとめた教材コンテンツとなる冊子の制作を行った。プロセスとして、ワークショップでの写真撮影やリアルタイムドキュメンテーション(RTD)の活動を行った。その活動から、記録写真を撮影する際の要点を抽出した。その結果、撮影のポイントは「キャプション」、「構図」、「人、表現物、対象物」の3つに集約された。そして、これらの活動から得られた要素をまとめて、ドキュメンテーションのための写真の撮り方を記した冊子を制作した。この冊子は、ワークショップにおいてRTD活動を行うスタッフを支援するためのツールとして使用される予定である。実践を通して冊子の評価とブラッシュアップをすることが今後の課題である。