この研究は、企業がロゴ変更する際の消費者の視点に着目している。この研究は、ブランドイメージが、昔のロゴの特徴、新しいロゴの特徴、そして製品そのものの特徴にどれだけ適合しているかを調べることを目的として行われた。研究の目的は、ブランドや古いロゴ、新しいロゴそして製品の特徴を認識する際に、どのような要素の特徴が大きな違いをもたらすのかを知ることである。これについて、実態を把握するため、日本の7つの企業に関するケーススタディーを行った。ケーススタディーの結果によると、消費者はブランドそのもの、昔のロゴ、新しいロゴ、そして製品そのものの4の特徴について、すべて別々のとらえ方でとらえていることが分かった。すべての回答者による最終調査結果は、ブランドイメージのどのような要素が、ブランド、古いロゴ、新しいロゴ、そして製品の特徴を知覚するのに重大な違いを及ぼすのかを明らかにした。そしてこの結果は、企業がロゴ変更する際に、ブランドイメージを構成する要素に、より多くの注意が向けられるべきであることを示している。