日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第59回研究発表大会
セッションID: 5-21
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日本の伝統工芸品の輸出におけるコンテキスト情報の影響
水引工芸品を研究事例として
横溝 賢佐々 牧雄中本 和宏村井 麻里子
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抄録
水引は、日本の伝統工芸品の一つである。筆者らは海外のユーザーにも受け入れられるよう、新しい用途の水引工芸品を考案し、リデザインを行った。水引は重さが軽く容量も小さいことから、輸出が容易であると考えた。ストックホルム、ミラノ、ニューヨークの3都市の展示会にて、リデザインした水引工芸品の販売を試みたが、販売結果はあまり芳しくなかった。販売不振の理由として「水引工芸品のコンテキストが欧米人に十分に伝わっていないからではないか」という仮説を立て、水引のコンテキストを「素材・歴史・風習・形象・技能」の5種類に分類した。仮説を検証する為に、被験者にコンテキスト非提示状態と、5種類のコンテキスト提示状態の2段階で購入意向度を答えてもらい、その変化を測定する実験を行った。実験では、最も販売不振であったイタリア人を被験者とした。(参考比較をする為に日本人のデータも取った。)実験の結果、イタリア人、日本人共に、コンテキストを提示しないで水引工芸品を見るよりも、コンテキストを提示した時のほうが、購入意向度が上がる結果となった。また購入意向度に影響する、5種類のコンテキストの順位も分かった。
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© 2012 日本デザイン学会
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