抄録
美術大学における3年次演習「サービスデザイン」について、CJM (Customer Journey Map)を使った経験の記述とサービスデザインへの適用について報告し、授業におけるCJMの効果について考察した。サービスを理解するために描くCJM、デザインのために描くCJMのふたつを効果的に使い分けることで、サービスの理解とデザインそれぞれのフェーズで効果的があった。演習授業において、CJMを描くことで利用者の経験という視点をより強く意識してサービスをデザインすることができた。CJMは、1)利用者がサービスと長い時間触れ合うことを想像しやすい。2)サービス全体の中で、かたちとして表現する部分の位置づけがわかりやすい。3)サービスの全体像を描きやすい。などの効果があった。