九州産業大学芸術学部と博多織を中心とした地域産業との産学連携プロジェクトは、2011年度(以後、本年度)で4年目を迎える。これまでの研究では地域産業との連携及び学部を構成する3学科(美術、デザイン、写真・映像学科)を横断した領域横断型の教育プログラムを実施し、キャリア開発や汎用的能力を備えた人材の育成と教育活動を通した地域貢献の可能性を確認することができた。本研究では地域貢献という目標を実現するための領域横断型活動について、1)地域産業の期待する人材育成活動2)今日的な感性による新しい商品開発活動3)地域文化・産業への関心や認知度を高める情報発信活動の3つの仮説を設定し、具体的な活動事例を通して検証することを目的としている。