抄録
台湾の文化建設委員会は、文化創意産業の発展のために、各地域の特色や競争力のある特産品を活かした地域ブランドの創出を積極的に推進している。本研究の目的は、地域ブランドとしての文化創意商品の開発時において、地域文化資源の活用と経済的な持続性を両立させるために必要な文化創意商品デザインの要素と方策を導出することである。 本研究では、台湾嘉義地域の文化創意産業の中から、「神斧創意精品刺繍」と「不舞作坊」の二つのブランドの文献調査と事例調査を行った。特に両ブランドの地域ブランド化の方策、文化創意商品のデザインとその特色を分析した。結論として、地域ブランドの確立のためには、伝統紋様や伝説などの地方素材を活用するという要素や、地方技術の伝承やストーリーブランディングという方策が必要であると導出した。