抄録
植物工場とは水耕栽培技術と環境管理システムを組み合わせた先進的な作物の栽培方法である.栽培領域の省スペース化,栽培工程の簡略化といった様々な利点を持っているため,農家の減少や食の安全問題などの農業問題の解決策として,注目を集めている.一方で,その人工的な栽培環境のため,マイナスイメージを持たれることも多く,これまでもそれらを払拭すべく,その産業展開の方法が検討されてきた.しかし,植物工場で生産される野菜の販売に関するブランディングは検討されていない.野菜の普及において,消費者が販売方法やパッケージから受ける影響は大きい.そのため,野菜の販売に対するブランディングは植物工場の普及に大きな役割があると考えられる.
そこで本研究では野菜の販売時におけるイメージ改善を目的に,千葉大学で実際に生産・販売される植物工場野菜のブランディング及びパッケージのデザイン提案を行う.