抄録
「家具固定」は大地震に対する防災・減災の対策として大変重要である。しかし、東日本大震災を経験した現在においても、実際に家庭で家具を固定している割合は多いとは言えない。本研究では家具固定を促す内装デザインを提案することを目的とする。まず、本報では、提案のための基礎データとして、家具固定が進まない原因をアンケート調査によって把握した。固定していない主な理由は「面倒だから」であり、「固定方法がエアからない」、「見た目が悪くなる」というものである。さらに、市販されている家具のサイズを調査することで、各種家具のサイズの傾向を明らかにした。これらの調査結果から、居住者自らが「自由に」「容易に」「確実」に家具を固定できる要素について考察する。