昨今のスマートデバイスの急速な普及により、インターネット利用環境が自宅などの固定された場所でパソコンを使用するだけでなく、モバイル機器によるユビキタスな環境をより普及させている。その環境によりこの数年でネットの利用内容も変化している。「出会い系」というと多くの人は悪いイメージを持つことが多い。本来「出会う」という行為は人間社会において創造的な実りある営みであり、ネットを通してかけがえのない絆を得られた人もたくさんいる。貴重な情報も人と人とが出会い、その絆による産物である。本研究は、ネット社会、とりわけソーシャルメディアを利用して得られる事ができた人との絆に関して考察するものである。昔から色々なメディアを通して人は出会い、種類によっては周りから良くないイメージをもたれることもあった。そしてその絆意識は年代・時代によって変革してきた。今回行った調査は年代別、世代別に3種類である。ネットで人と出会うことへの意識を小中学生、大学生、大人を対象に調査した。大人への調査は良い絆を得られた人たちである。また子どもたちを悪い出会いから守るために現状把握をした。