抄録
本研究では子どもたちを対象にした効果的なデザインを明らかにするため,身近な里川の魚アブラボテを題材にして生物多様性保全と地域の固有性について教えるための紙芝居やアブラボテ研究レポートなどを開発し,効果の検証を行った.三重県菰野町内の4小学校の4~6年生にて実施したところ,環境教育におけるデザインの重要性が明らかになった.また,生物多様性保全活動の理解や参加について,興味を引きつける教材の使用が子どもたちの理解や参加意欲を促すことが考えられた.以上のことから,環境教育プログラムおよび教材を通して,生物多様性保全活動と地域の固有性について子どもたちの理解が得られたと考えられた.