抄録
結び目は、位相幾何学をベースにした結び目理論にしたがえば、「3次元ユークリッド空間R3内の単純閉曲線」として定義できる。また、結び目の集合を絡み目という。それらは造形的な視点から見れば、大いに魅力的な存在として考えることができる。筆者は、これまで、結び目の形態と構造の関係性について注目し、様々な3次曲線を用い、3次元上で生成した様々な結び目のバリエーションを2次元に変換し、その関係性について追求してきた。以上の経緯を踏まえ、本稿では複数の結び目の構成に焦点をあて、幾何曲線を用い、絡み目のバリエーションを生成し、結び目と絡み目の形態と構造の関係性について造形的に検討した。