日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第60回研究発表大会
セッションID: 6B-02
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英国のハンズオン展示から考察する「能動アート」の展開
緩和ケアプログラムに導入する要素の検討
吉岡 聖美蓮見 孝
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抄録
本研究は,英国の博物館におけるハンズオン展示を視察調査することによって,新たな視点から「能動アート」を用いた緩和ケアプログラムの要素を導き出すことを目的とする。The British Museumでは,古代の石器,アクセサリ,計器,化粧品の壺,コインなどを触って鑑賞することによって,その時代の生活を同じように感じることができる。手で触ることが日常であったものは,触って鑑賞するという動作を受け入れやすく,触る動作を誘導する心理的要素になると考えられる。The Victoria and Albert Museumでは,アート作品を鑑賞しながら同時代の音楽を聞くことができる視覚と聴覚による鑑賞を実践しており,興味や理解を深めることに繋がる。また,扉を開ける,拡大鏡を当てるという動作によって積極的な鑑賞を促している展示では,「能動アート」の物理的要素がみられる。The Natural History Museumでは,さまざまな形状や仕組みのレバーやタッチパネルの技法など,触る動作を誘導する物理的要素になると考えられる。
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© 2013 日本デザイン学会
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