居住空間内における震災対策として家具を軽量化する方法が考えられる。本研究では,軽量な波形単板コアパネルという材料を開発し,それによる家具を制作した。制作した家具は,ネスティング式ブロックシェルフである。このシェルフは,6個のブロックで構成されており,収納スペースや内容に応じて組み換えることができる。ネスティング式ブロックシェルフの重量は,市販の同等品よりはるかに軽量であることも確認された。さらに,波形単板コアパネルを応用したハニカムコアパネルやカラー波形単板コアパネルといった材料を開発した。今後はこれらを家具へ適用する方法を検討することが必要である。