抄録
実店舗でもネット上の店舗でも,製品を販売する際に消費者へ魅力的に情報を伝えるための工夫は重要なものである.どのような情報を与えることが,大幅に消費者の心を引き付けるきっかけとなるのかが分かれば,製品をより効果的にアピールできるようになる.私たちがものに対して感性評価を行う際,ものの名前やコンセプトといった情報を事前に知っていたか否かは,評価と密接に関わっている.この研究では,それぞれが独特の銘や,背景的ストーリーを持っているという点から,日本の伝統的な菓子である「和菓子」に焦点を当てた.効果的な展示や販売を行う上で,和菓子の形の抽象度や,形と銘の内容との関連性の高さ,また背景的情報を提示する順序よって変動する感性評価に注目し,考察した.