日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: PA10-38
会議情報

エオリアンハープの実験と制作
屋内設置型エオリアンハープのための実験と試作
工藤 遥田村 俊明
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

エオリアンハープとは、弦楽器の一種である。共鳴板とそこに張られた弦の間を風が通り抜けることによって音を発する仕組みになっている。様々な形態が見られるが、一般的には箱形の本体に弦が張られた琴のような形をしている。欧米では公園や公共施設に設置されていることが多いが、日本国内では目にできる場所は少なく、知名度も極めて低い。音に溢れた環境の中で時間に追われるようにして生活する現代に、エオリアンハープの音を通して風や自然を意識する暮らしを提案したいと考えた。そのため一般住宅の内に設置でき、風鈴のような気軽さで楽しめるプロダクトにすることを研究の目的として、最適な材質と構造を探った。

著者関連情報
© 2014 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top