日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: A8-06
会議情報

特殊な凹多面体のグリップ設計
手と道具とのインターフェースの新しいかたち
三浦 公亮
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

人と道具とのインターフェースとしてのグリップは、道具から伝わる力やトルクを感じ、瞬時に情報処理をして、対応する力とトルクを返す、極めて複雑な仕事をしている。本研究の主題は、グリップのマクロな表面形状について、特殊な凹多面体面の利用により、グリップの仕事を援助できるデザインを提案することにある。以下はこのデザインの基本概要である(括弧内はユニバーサルデザインの原則)1.表面上の任意の点で、ガウスの曲率ゼロである、これにより形成される凹凸は折り紙である。2.凹凸が多様に分布するにもかかわらず、その周長は一定、握りの太さが変わらない。3.凹凸は、周方向は多角形、軸方向はジグザグである。これはまた螺旋状の配列でもある。4.この凹凸は形状パラメータの選択により、多様なデザインが可能である。5.形状がシステマチックなので、位置情報の認識が容易でロボットアイの認識に適している。(認知できる情報)6.感覚的な事実:最初に握った位置のごく近傍で安定する。(失敗に対する寛大さ)7.軽く握るだけで把握感があり堅く握る必要を感じない。(少ない身体的な努力)

著者関連情報
© 2014 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top