抄録
このプロジェクトは、デザイナーが生活者としてコミュニティに参加し、その中での専門的な振る舞いから地域を変容させ、新たな価値を生み出すだけでなく、それを持続できる「体質」を作り上げていくプロセスを見ていく、という実践型のデザイン研究である。約10年をかけて、函館という地方都市を「デザインのまち」に変容させてみようという目標のもと、2012年にスタートした。デザイナーが生活者として地域の課題に取り組み、まずメンバーに見える場所でデザインプロジェクトを実践し、徐々に他の市民を巻き込んでいく。現在はこの段階にある。こうした基盤の上で参加型デザインによって地域の新たな価値を生み出し、それを持続させるコミュニティの成立を目指している。